その他、犬がかかりやすい病気

大型犬がかかりやすい病気
<大型犬>※一般的に12キロ以上

ラブラドール・レトリーバー
ゴールデン・レトリーバー
アイリッシュ・セッター
イングリッシュ・セター
ジャーマン・シェパード・ドッグ
ダルメシアン
セント・バーナード
シベリアン・ハスキー
グレート・ピレニーズ
チャウチャウ
バーニーズ・マウンテン・ドッグ
ニューファンドランド
ビアデッド・コリー
フラットコーテッド・レトリーバー
ブル・テリア
ボルゾイ
ボクサー
アフガン・ハウンド
ボーダー・コリー
マスティフ
ラフ・コリー
ロットワイラー
レオンベルガー
土佐犬
秋田犬
紀州犬
アイリッシュ・ウルフハウンド
アフガン・ハウンド
アラスカン・アラミュート
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
エアデール・テリア
オーストラリアン・シェパード
オールド・イングリッシュ・シープドッグ
サモエド
キースホンド
グレート・デーン
サルーキ
シャー・ペイ
チェアピーク・ベイ・レトリーバー
ナポリタン・マスティフ
ワイマラナー
グレートデーン
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ など

大型犬の骨と関節の病気

・股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
遺伝的に股関節を形成する骨が充分に発達しない病気です。
一般に、幼犬の時は特に異常は無く、成長するに従い歩行の異常が見られるようになります。
生後4〜6ヶ月頃から腰が左右に揺れたり、後ろ足をそろえて飛ぶようにして歩いたり、座れなくなったりします。
だんだん運動を嫌がる、うまく立ち上がれない、すぐ座り込むなどの運動障害が出てきて、やがて脱臼や亜脱臼を引き起こす事もあります。
股関節を形成する骨が発達しておらず、骨盤側のくぼみが浅かったり、大腿骨頭が扁平だったりして、股関節がうまく動きません。
成長に従い体重が急激に増え、動きも活発化するため、骨と筋肉の発達にアンバランスが生じ、股関節が変形します。
症状は徐々にあらわれてきますが、症状が軽い場合には安静にして、体重を急激に増やさないように注意しましょう。
痛みがあれば薬を用いて、症状を改善しますが、症状が重い場合には手術が必要となります。
手術内容は大腿骨頭や骨盤の手術をするほか、人工の関節を入れることもあります。

膝の前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ)
加齢で靭帯が弱くなったり、肥満で膝に負担がかかったりすると、膝関節の靭帯が切れて運動に障害が出る病気です。
靭帯が切れると足に体重が乗せられなくなります。
犬は突然足をあげたまま、少し地面につけるだけになります。
最初は痛みますが痛みはすぐに消え、しばらくするとまた痛み、これを繰り返します。
この靭帯の断裂は事故などで大きな力が加わったときに起こります。
加齢で靭帯が弱っていたり、肥満で膝に負担がかかることでも靭帯は切れやすくなります。
また膝蓋骨に脱臼のあるワンちゃんは二次的に靭帯断裂が置きやすくなります。
そのほかにも副腎機能亢進症のワンちゃんは、ホルモンの分泌の異常で靭帯がかたくなり、靭帯断裂が起こることも有ります。
放置すると関節炎を起こしてしまうので、出来るだけ早く手術を行う必要があります。
手術は別の部位の腱を移植してきたり(再腱)、人口靭帯を前十字靭帯に代用したりする方法が用いられます。

大型犬のホルモンの病気

・胃拡張・胃捻転
胃拡張は胃が異常に膨らんだ状態をいい、胃捻転は胃がねじれた状態です。
胃拡張になった後、胃捻転になることがあります。
ジャーマンシェパードドッグ、グレートデーン、コリー、ボルゾイ、ボクサーなど大型で胸の深い犬種が起こしやすい病気です。
症状は沈鬱(ちんうつ)になり、お腹が膨らみ苦しそうに息をします。
胃拡張の場合は嘔吐したりゲップをしたりすることもあります。
胃捻転を伴う場合はこれらの症状が急激に進展、嘔吐しようとしますが、異がねじれている為内容物が出てきません。
まれに嘔吐することも有りますが、その場合は悪臭を伴うコーヒー色をしています。
食欲旺盛な若い犬だと、ガツガツ食べ過ぎて胃拡張になる事があります。
特にドライフードを大量に食べて、その後に水も大量に取ると胃拡張になりやすくなります。
胃拡張になった後、運動をすると胃が動いてねじれ、胃捻転を起こしやすくなります。
エックス線検査と症状をみて、意拡張と胃捻転の鑑別を行います。
胃拡張の場合はカテーテルという細い管を胃に入れ、内容物やガスなどを排出しその後胃の洗浄を行います。
胃捻転の場合は一刻を争う早急な手術が必要です。
開腹手術をして、ねじれた胃を元に戻します。

大型犬の消火器の病気

・糖尿病
体を動かす為のエネルギーは食餌からとる糖です。
膵臓が分泌するインスリンというホルモンは、糖をエネルギーとして利用する働きをしています。
糖尿病はインスリンの分泌量が減ったり、インスリンの働きが低下したりして、糖を充分に利用できなくなる病気です。
大量の水を飲み、大量の尿を排出します。
尿を出すと、体内のたんぱく質も減り、犬は食餌で補おうと食欲が増します。
しかしインスリン不足で栄養を充分体内に取り入れられず、かえって痩せていきます。
血液を調べると血糖値(血中の糖分)があがり、血液中に増えた糖は尿中にも排出されます。
進行すると血液中のケトン体という有害な物質が増加し、これを糖尿病性ケトアシドーシスといいます。
下痢や嘔吐などが見られ、ひどい場合はこん睡状態に陥る事もあります。
インスリンは膵臓のβ細胞から分泌されますが、糖尿病にかかるとこのβ細胞が壊されてしまい、インスリンの分泌が不足してしまいます。
多くは先天的な要因が基礎にあり、肥満や感染症、妊娠、ストレスなどが加わって発症すると考えられます。
治療法はインスリンが不足しているので補う為に、獣医師の指導の下、飼い主が毎日インスリンの注射を行います。
同時に理想体重に見合ったエネルギー量の食餌を決まった時間に与えます。
低血糖に対する注意も必要です。

中型犬がかかりやすい病気
<中型犬>※一般的に12キロ以下

アメリカン・コッカー・スパニエル
イングリッシュ・コッカー・スパニエル
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
ウェルシュ・コーギー・カーディガン
シェットランド・シープドッグ
スタッフォードシャー・ブル・テリア
ウィペット
柴犬
チベタン・テリア
日本スピッツ
バセット・ハウンド
バセンジー
ビーグル
フレンチ・ブルドッグ
ブリタニー・スパニエル
プーリー
ボストン・テリア
ワイアー・フォックス・テリア
ミニチュア・ブ
ル・テリア
ブルドッグ
北海道犬
甲斐犬 など

中型犬の骨と関節の病気

・股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
遺伝的に股関節を形成する骨が充分に発達しない病気です。
一般に、幼犬の時は特に異常は無く、成長するに従い歩行の異常が見られるようになります。
生後4〜6ヶ月頃から腰が左右に揺れたり、後ろ足をそろえて飛ぶようにして歩いたり、座れなくなったりします。
だんだん運動を嫌がる、うまく立ち上がれない、すぐ座り込むなどの運動障害が出てきて、やがて脱臼や亜脱臼を引き起こす事もあります。
股関節を形成する骨が発達しておらず、骨盤側のくぼみが浅かったり、大腿骨頭が扁平だったりして、股関節がうまく動きません。
成長に従い体重が急激に増え、動きも活発化するため、骨と筋肉の発達にアンバランスが生じ、股関節が変形します。
症状は徐々にあらわれてきますが、症状が軽い場合には安静にして、体重を急激に増やさないように注意しましょう。
痛みがあれば薬を用いて、症状を改善しますが、症状が重い場合には手術が必要となります。
手術内容は大腿骨頭や骨盤の手術をするほか、人工の関節を入れることもあります。

中型犬の神経の病気

・椎間板ヘルニア
背骨の脊髄が圧迫され、足などが麻痺したり、痛んだりする病気です。
足の神経が麻痺して、足がもつれる、歩けないなど、歩行に異常が見られます。
麻痺するのは、後ろ足だけの事もあれば、前足だけ、片足だけなど様々なケースがあり、痛みから触ると嫌がることがあります。
背骨は椎骨(ついこつ)という骨が積み重なって出来ています。
椎骨と椎骨の間に有り、クッションの役目を果たしているのが椎間板と言う軟骨です。
椎間板の異常は激しく動いて背骨に強い圧力がかかったり、老化で骨が弱くなったりする事で起こります。
治療法としては、抗炎症薬を用いて症状を和らげます。
重症の場合は手術を行って圧迫部分を開放します。
その他、犬の鍼治療、お灸などの治療、またオーダーメイドのコルセットを用い、犬を安静にさせることもあります。
コルセットを利用すると、体にフィットし負担が軽減するほか、痛みが減り症状の進行を抑えられ、生活の質を維持する事ができます。
コーギーのように足の短い犬種は、背骨への負担が大きいため、若いうちからヘルニアを起こしやすい傾向にあります。
激しい運動や無理に首を引っ張るような運動はできるだけ避け、肥満にならないように健康管理にも気をつけてあげましょう。
またコーギーは首の椎間板ヘルニアになることがあります。

中型犬の神経の病気

・緑内障
眼球内の液体により眼圧が高まって視神経を圧迫し、視野が狭くなる病気を緑内障と言います。
初期症状は見た目に変化がありませんが、進行すると瞳孔が開いたままになり、瞳が緑や赤に見えるようになります。
緑内障の原因は分からない場合が多いですが、他の目の病気が原因となって発症する場合もあります。
治療法としては薬で眼圧を下げたり、手術を行って眼房水の流れを良くし眼圧を下げ、視神経への圧迫を減らします。

中型犬の泌尿器の病気

・尿路結石症
腎臓から尿道までの尿路のどこかに結石ができ、尿路が詰まったり痛みが生じる病気です。
結石のできた場所によって症状は異なりますが、輸尿管や尿道の結石は動くとそれぞれの壁を傷つけ、強い痛みを伴います。
激痛でうずくまり、触ると嫌がって悲鳴を上げ、尿が出にくくなったり血尿が出ます。
腎臓内に出来た場合(腎結石)、症状はほとんどありません。
進行して、腎不全の症状が現れて始めて気づくことがよく有ります。
膀胱結石の場合は血の混じった尿が出たり、残尿管があります。
結石は尿中のミネラルとたんぱく質が固まったものです。
結石が出来る原因の一つには、尿路の感染症で脱落した細胞が核になりミネラルと結合する事が考えられます。
水の摂取が少ないため尿が濃縮して、結合しやすくなったり、食餌でミネラルを過剰に摂取したりすることもあげられます。
結石を取り除くためには手術以外に根治治療はありません。
腎結石で、両方の腎臓に石がある場合は、片方ずつ期間をあけて手術を行います。

小型犬のかかりやすい病気

アーフェン・ピンシャー
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
ジャック・ラッセル・テリア
イタリアン・グレーハウンド
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
オーストラリアン・テリア
ケアーン・テリア
シー・ズー
スコティッシュ・テリア
ダンディ・ディモント・テリア
キング・チャールズ・スパニエル
スキッパーキ
チベタン・スパニエル
チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
チワワ
チン(狆)
トイ・プードル
トイ・マンチェスター・テリア
ノーフォーク・テリア
ノーリッチ・テリア
パグ
パピヨン
ビション・フリーゼ
ブリュッセル・グリフォン
プチ・ブラバンソン
マルチーズ
ヨークシャー・テリア
ペキニーズ
ミニチュア・シュナウザー
ラサ・アプソ
ボロニーズ
ミニチュア・ダックス・フンド
日本テリア
ポメラニアン
ミニチュア・ピンシャー など

小型犬の骨と関節の病気

・膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
膝のお皿と呼ばれている部分(膝蓋骨)がずれてしまうタイプの脱臼です。
痛みはなく自然に治る場合もありますが、症状が重いと痛みと腫れが生じ、脱臼している側の脚を地面に着けなくなります。
脱臼の仕方により、膝から下が内側や外側に曲がる事も有ります。
原因として多いのは高いところから飛び降りたり、ジャンプなど膝に負担がかかるような外傷の他、先天的なものや、靭帯の位置がずれていたりする事などです。
ごく軽い脱臼であれば経過観察で済みますが、多くの場合手術が必要となります。
遺伝的な要因であれば軽い脱臼であっても、若くて元気なうちに手術をしておいたほうが良いでしょう。
カーペットやコルクマットを敷いて衝撃を吸収させるのも予防の一つです。

小型犬の脳の病気

・水頭症
脳が圧迫され、動きや感覚が鈍るなどの神経症状が表れる病気です。
脳のどの部分が圧迫されているかによって現れる症状は異なります。
例えば、脳の表面にある大脳皮質が圧迫されると感覚が鈍くなったり、麻痺したりします。
その他、認知症、行動の異常、視力障害、眼球が動く、過食などが現れ、症状は犬個体によっても様々です。
原因としては脳室を満たす脊髄液が異常に増えると脳を圧迫し、多くは先天的な問題と考えられています。
治療法は薬を用いて、圧力を減らしますが、薬の効果は一時的なため再発する事がよくあります。
外科的手術もありますが、完治は難しい病気です。

小型犬のホルモンの病気

・低血糖症
血液中の糖は活動する為のエネルギーになります。
血糖値が下がり低血糖を起こすと、けいれんや元気がなくなるなどの不調が生じます。
原因は空腹や運動のしすぎ、すい臓の病気のほか、糖尿病でのインスリン治療の効き過ぎなどが挙げられます。
体の小さなチワワは食べる量も少ないため低血糖を起こしやすいと言われています。
遊ぶ時間なども1回10分〜20分程度に控える、遊ぶのは3回までにする、など興奮させないように気をつけましょう。

小型犬の循環器の病気

・僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)
心臓の弁に異常が生じる病気です。年齢と共に進行するの早期発見早期治療が大切です。
最初は無症状ですが早い場合だと5〜6歳頃から症状が出てきます。
初期は運動したり興奮したりすると、軽い空咳が出る程度ですが、徐々に程度が重くなります。
よく夜中から朝にかけて咳がひどくなり、進行すると呼吸困難の症状も現れてきます。
心臓の4つの部屋(左心房・左心室・右心房・右心室)にはそれぞれ血液の逆流を防ぐ為の「弁」があります。
左心房と左心室の間にある弁を僧帽弁といい、この弁が年齢と共に厚くなったり異常を生じたりすることが原因でだんだんしっかりと閉まらなくなります。
そうすると本来は左心室→大動脈に流れる血液の一部が逆流してしまい、全身に流れる血液量が減ってしまいます。
また肺動脈の流れにも影響を与え、ひどくなると肺に水が溜まってしまいます。
一般的には強心薬や利尿薬、血管拡張薬などを用いて症状を和らげます。
ごく一部の病院では人工心肺を使う外科的手術を受けることが出来ますが、多くの場合は投薬治療を長期間行います。
激しい運動や興奮する事を避けたり、水分・塩分接種を制限したり、日常生活にも注意が必要です。

体形・特徴で見る病気の予防と注意

・足が短い
ダックスフンドなどの足の短い犬種は、遺伝的に軟骨を形成する力が弱いため、椎間板ヘルニアになりやすいです。
肥満を避け、歩行に異常が無いか注意しましょう。

・胸が深い
シェパードなどの胸の幅が狭くて縦に長い犬種は、胃拡張・胃捻転になりやすいです。
一度に多く食べさせないように注意しましょう。嘔吐は胃捻転のサインかもしれません。

・顔が短い
パグなどの顔の短い犬種は、軟口蓋過長症や気管虚脱に注意しましょう。
過度な興奮や運動は控え、いびきがひどい、落着かないなどの症状があれば病院へ連れて行きましょう。

・目が出ている
シー・ズーなどの目が大きく出ている犬種は、目の病気になりやすいです。
外出後は湿らせたタオルで目元から外側に向かって軽く目の周りを拭いたり、被毛が目に入らないようカットしてあげましょう。
目をかく仕草などがあれば早めに病院へ連れて行きましょう。

・しわがある
ブルドッグなどのようにしわのある犬種は、しわの間に垢や汚れが溜まりやすく、皮膚の病気になりやすいです。
皮膚の状態のチェックと1日1回指にガーゼを巻き、しわの間を拭いてあげましょう。


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