シャム猫がかかりやすい病気

シャム猫は全猫種の中でもトップクラスの運動量を要し、走り回る事が大好きです。
糖尿病、泌尿器の病気、目の病気にかかりやすいので、注意しましょう。

シャム猫の耳の病気

・先天性難聴
ブルーアイ(青い目)と白い被毛を持つネコちゃん先天性難聴になる確率が高いといわれており、シャム猫も例外ではありません。
難聴を発症していると呼びかけに反応せず、眠っている時や遊んでいる時に飼い主が呼んでも目を覚ましません。
ネコちゃんは難聴があっても嗅覚や視覚が人間よりも発達している為、それほど生活に不自由はしませんが、外に出すのは危険ですので辞めましょう。
難聴かな?と感じたときはネコちゃんが後ろを向いているときに名前を呼んだり、手を叩いたりして反応を観察してみましょう。
声色や声量によって聞こえる場合もあります。
正常に感じられない場合は獣医さんに一度相談してみましょう。


シャム猫のホルモンの病気

・糖尿病
糖尿病になると、猫は血液中にある糖を体外に捨てる為、頻尿になり同時に大量の水分補給を行うようになります。
通常食欲が増しますが、体重は減量し、症状が進行すると食欲も低下します。
更に嘔吐や下痢、脱水症状なども起こして衰弱していきます。
また他の臓器や気管にも悪い影響を及ぼし、様々な病気を併発しやすくなります。
血液中の糖を細胞に取り込む働きをするインシュリンが不足すると起こる病気です。
肥満のネコちゃんは細胞がインシュリンに反応しにくくなると言われ、糖尿病にかかりやすくなる傾向があります。
食餌療法やインシュリン注射を治療で行いますが、時間がかかるため根気強く続けていくことが大切です。

シャム猫の泌尿器の病気

・慢性腎不全
腎臓の組織が破壊され、腎臓の機能が弱まる病気です。
多飲多尿や食欲の低下などの症状が現れますが、気付きにくく悪化してしまう事の多い病気です。
症状が進行すると尿毒症になり、体温の低下や嘔吐などの症状も現れ、ネコちゃんによっては口からアンモニア臭が漂う事もあります。
腎臓の組織は一度壊れてしまうと元に戻せないので、発病すると完治は不可能となります。
5〜6歳異常のネコちゃんのほとんどが腎不全を患うと言われており、尿毒症を併発した場合は尿毒症の治療を先に行い症状を安定させる事が大切です。
また、主に低タンパク、低ナトリウムの腎不全用の食餌を用い病気の進行を遅らせるようにします。


・尿毒症
尿毒症は腎臓の機能が低下してしまい、有害物質を体の外へ排出できなくなる病気です。
食欲低下、激しい嘔吐、脱水症状や体温低下、痙攣などの症状が現れます。
早急に病院に連れて行く必要があり、放っておくと昏睡状態または死に至る可能性があります。
尿毒症にかかると点滴で水分を補給し、大量の尿を作らせて窒素化合物(有害物質)を体外へ出していきます。
内服薬を用いて腸内の窒素化合物を体外に排出させる事もあります。


シャム猫の腫瘍(ガン)

・リンパ腫
白血球の一種であるリンパ球に悪性腫瘍が出来る病気で、腫瘍が出来る場所によって症状が異なります。
胸の縦隔(左右の肺に囲まれた部分のことであり、心臓・食道・気管・気管支・大動脈・大静脈・胸腺・背骨・脊髄・神経なども含む)に腫瘍が出来ると、胸に水が溜まり、呼吸が苦しそうになります。
腸に腫瘍が出来ると、下痢や嘔吐、食欲低下などの症状が現れます。
特にネコ白血病ウィルスに感染しているネコちゃんに多く見られるといわれ、化学療法や放射線療法がよく用いられます。
しかし副作用の事なども考慮し、ご家族とネコちゃんに合った方法を獣医さんとよく相談して治療を行いましょう。

シャム猫の目の病気

・角膜黒色壊死症
主にネコちゃんのみに見られる疾患で特にペルシャ、ヒマラヤン、シャムなどの猫種に多く見られるといわれています。
角膜にかさぶたのような物が出来てしまい、角膜のコラーゲンが黒く壊死してしまいます。
治療法としては外科的に切除する場合もありますが、内科的に表面の涙層を正常に近づけて再発防止を行う事もあります。
症状としては最初は猫風邪のような症状が見られ、風邪だと思って放っておいたら・・・という事もあるようです。
猫ヘルペスウィルス・猫カリシウィルスのワクチン接種が有効な予防法と言われています。


・進行性網膜萎縮症(PRA) 又は進行性網膜変性症
品種改良を行う事で作り上げてしまった遺伝性疾患で4〜5歳頃に発症します。
初期症状は夜間の視力低下から始まり、徐々に明るい所でも視力が落ち、最後は失明に至ってしまいます。
また白内障を併発する事もあり、この病気の治療法は確立されていません。
現在は動物病院の遺伝子検査で調べることができます。
幸い痛みを伴うような病気ではない為、目が見えなくなっても環境に順応できるネコちゃんも多いです。
予防としてはこの病気を持つ犬の遺伝子を繁殖させない事しかありません。


・ヘルペス性角膜炎
猫伝染性鼻気管炎(FVR)を起こすウィルスによって起こる病気です。
症状として目やに、鼻水、くしゃみなど風邪のような症状が現れます。
FVRは幼少期に猫風邪として感染し、健康な場合は免疫ウィルスを押さえ込んでいるのですが、免疫力が低下するとウィルスが活性化してしまいます。
赤茶色の目ヤニが出たり、結膜炎、角膜炎、流涙などの何度も繰り返し見られるのが特徴です。
治療法としては抗ウィルス薬の点眼、抗生物質の点眼や内服薬の服用、栄養をサプリメントを投与したりします。